親子で声磨きに参加して気づいたこと
- Aiko Kanada

- Jan 27
- 2 min read
― 声を「直す」前に、大切だったもの ―
「声が小さいんです」「緊張すると、早口になってしまって…」
そんな悩みを抱えた10代の高校生が、親御さんと一緒に声磨き講座に参加してくださいました。
年齢を重ねたから声が変わる、衰える。そんなイメージを持たれがちですが、
実は声の出にくさや呼吸の浅さは、10代のティーン世代にも起きていることを、私は日々の講座で感じています。
今回、特に心に残ったのは、講座後に親御さんが静かに話してくださったこの言葉でした。

「とにかく、娘と一緒に参加できたことが嬉しかったです」
講座の中で、親が「こうしなさい」「もっと大きな声で」と教える場面はありません。
あるのは、一緒に立ち、一緒に呼吸し、一緒に声を出してみる時間。
すると不思議なことに、お子さんだけでなく、親御さん自身も「自分の呼吸って、こんなに浅かったんだ」「体って、こんなに緊張していたんだ」ということに気づいていかれます。
声磨きは、声を無理に変えるトレーニングではありません。
呼吸に気づくこと。体の感覚に戻ること。
「今、自分はここにいる」と感じること。
その積み重ねの中で、声は自然と、整っていきます。
子どもに何かを教えなくてもいい。正そうとしなくてもいい。
ただ、同じ場所で、同じ時間を過ごすことで、親子それぞれが、自分の体と心に気づいていく。
声磨きは、そんな「親子で整う時間」でもあるのだと、改めて教えてもらった講座でした。

